※本記事で紹介する方法やツールの使用は、すべて自己責任でお願いします。
本記事では、Google Chromeを活用して学校のインターネット制限を回避するための方法について、
プロキシを使用するケースと、使用しないケースの双方から解説していきます。
併せて、各方法の利点やリスク、実行にあたっての注意点についても丁寧にご説明します。
制限の解除は、教育機関のルールに反する可能性があるため、実施の際は慎重に判断してください。
制限の種類
制限を回避する前に、まずは導入されているフィルタリング方式の種類を正しく把握することが重要です。
一般的には、以下の2つの方式が基本とされています：
- ブラックリスト方式：アクセスをブロックするサイトをあらかじめ指定し、それ以外は許可する
- ホワイトリスト方式：アクセスを許可するサイトだけを指定し、それ以外はすべて遮断する
本記事では、このうちブラックリスト方式に焦点を当てて解説します。
現在、学校のPCから本ブログにアクセスできている方は、その端末に「ブラックリスト方式」のフィルタリングが導入されている可能性が高いと考えられます。
サイトのブロックを解除する3つの方法
Noctella Proxyを使用する
Noctella 公式説明
Noctella Proxyは、高速かつ安全なプロキシサービスであり、オープンソースのpyrusをベースに開発されています。
多くのプロキシサービスと異なり、Noctella Proxyはユーザーの閲覧データをサーバーに残さない設計が大きな特徴です。
私が調査したところ、具体的にはユーザーが閲覧を終了し中止したタイミングで、その閲覧に関わるデータはサーバー側から完全に削除される仕組みになっているそうです。
これにより、プライバシー保護が強化され、匿名性を高いレベルで維持しながらインターネットを利用できる環境を提供しています。
Noctella Proxyは、ユーザーとアクセス先のサーバーの間に立つ**クライアントとサーバーの仲介役（リバースプロキシ）**として機能し、
安全な通信の橋渡しを行うだけでなく、閲覧履歴の管理を徹底することで利用者の安心をサポートします。
高速な処理性能と高い安全性を両立したNoctella Proxyは、プライバシーを重視しつつ快適なネット利用を求める方に最適な選択肢と言えるでしょう。
アクセスはコチラ
仮想プライベートネットワーク（VPN）を利用する
ウェブサイトのアクセス制限を回避するツールとして、最もよく使われているのが「仮想プライベートネットワーク（VPN）」です。VPNには、単にアクセス制限を解除するだけでなく、さまざまな便利な機能があります。
VPNはその名前の通り、通信データを自分専用の安全なサーバーを経由して送る仕組みです。簡単に言えば、普段は直接ウェブサイトに送っている通信を、VPNが仲介して安全な道を通しているイメージです。
プロキシと違い、VPNは送信する通信内容そのものを暗号化するため、通信の内容も利用者の身元も高いレベルで守られます。この特徴が、アクセス制限されたサイトに接続する際の重要なポイントとなります。後ほど詳しく解説します。
その中でも特に信頼性が高く、世界中で多くのユーザーに利用されているのが「NordVPN」です。
NordVPN公式サイトは、高速な通信速度と強力なセキュリティ機能を兼ね備え、簡単に使えるアプリで初心者でも安心して利用できます。
また、ノーログポリシー（利用履歴を保存しない）を徹底しているため、プライバシー保護も万全です。
もしVPNの導入を検討しているなら、信頼性と安全性に定評のあるNordVPNを試してみるのもおすすめです。
アクセスはコチラ
Torを利用する
Torは「The Onion Router」の略称で、オンライン上での匿名性を高めることに特化した無料のオープンソースネットワークです。
主な目的はユーザーのプライバシー保護と匿名性の確保ですが、複数の中継ノード（リレー）を経由して通信を迂回させることで、インターネット上のアクセス制限やブロックを回避できるという特徴もあります。
VPNやプロキシと似ているように思われがちですが、VPNやプロキシが専用サーバーを使用するのに対し、Torは世界中のボランティアによって運営される大規模なオーバーレイネットワークに依存しています。
ユーザーの通信は、少なくとも3つの異なるボランティアリレーを経由して送信され、これにより通信内容や利用者の識別情報が保護されます。2022年時点でTorネットワークは6,000以上のリレーを有しています。
Torネットワークは誰でも無料で利用可能で、専用の「Torブラウザ」をダウンロードしてインストールするだけで簡単に接続できます。
なお、一部の国や環境ではTor自体がブロックされている場合もありますが、Torブラウザの設定によってこのブロックを回避することも可能です。
ただし、Torは匿名性を重視するあまり、Flashなどのメディアプラグインをブロックしたり、JavaScriptなどのスクリプトを無効化したりするため、通常のブラウジングに比べて操作性や機能面で制限を感じることがあります。
ダウンロードはコチラ
まとめ
この記事では、学校のPCでアクセス制限されたサイトを閲覧するための代表的な3つの方法をご紹介しました。
- Noctella Proxy：高速かつ安全で、ユーザーの閲覧データをサーバーに残さない設計が特徴のプロキシサービス。匿名性とプライバシー保護を重視したい方におすすめです。
- VPN（仮想プライベートネットワーク）：通信を暗号化し、安全なサーバーを経由してアクセス制限を回避。特に信頼性の高い「NordVPN」は初心者でも扱いやすく、プライバシー保護も万全です。
- Torネットワーク：無料で利用可能なオープンソースの匿名通信ネットワーク。多数のボランティアリレーを経由して高い匿名性を実現しますが、通信速度や一部機能に制限がある点に注意が必要です。
どの方法も、アクセス制限の回避に一定の効果がありますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
⚠️ 注意事項とお願い
- 本記事で紹介した方法やツールの使用は、すべて自己責任でお願いいたします。
- 学校や教育機関のネットワーク利用規則に違反する恐れがあるため、使用前に必ずルールを確認してください。
- 不正なアクセスや規約違反が発覚した場合、処分やペナルティが科される可能性があります。
- セキュリティやプライバシー保護を目的としている場合でも、ツールの設定や利用方法を誤ると逆に情報漏えいのリスクが高まることがあります。
- VPNやTorを使用する際は、公式サイトから正規のソフトウェアをダウンロードし、常に最新の状態に保つことが重要です。
コメント